酒は裏切らない・・・って言ってた。

日常の出来事

・・・2023年11月12日・・・

昔、20歳の大人フレッシュ全開な私、友人3人と友人の友人1人の4人でお店で飲んでた。
彼は菊池風磨さんを真っ黒髪にしたような人だった。

しばらくしてお店を出て「じゃあ今から俺ん家で飲もうよ」と友人の友人、つまりは私にとっては初対面の他人の家に行くことに・・・(はぁ、ダリぃ、帰りてぇ・・・)、飲めないし人見知り傾向な私は憂鬱さ・・・

タクシーで彼宅に到着、実家じゃんかよ。
玄関開けて二階に案内されるがリビングを通る間取り、そこで両親がパジャマ姿でテレビ見てた。
「お邪魔します」ってヨソヨソと二階に行きながら(実家なんか呼ぶなよ・・・)

で、部屋に入ったらさ・・・酒の瓶だらけじゃんか!

壁際の床にいろんな色の瓶が並べられ、置ききれない瓶がテーブル上の半分を占めていた。
部屋の壁は薄茶色でいかにもタバコのヤニがベトついてそうな感じ、もう帰りたい一択だよ。

買ってきたお酒を飲みながら話は彼の地元の話に。
内容は良く覚えていないが「裏切られた」とか「信用無くなった」とかを織り交ぜてなんか話してたのは覚えている。
で、言うんだよ・・・


「酒はいいよ、酒は裏切らない」

相づちしながら私の脳内では・・・

(なんだよ!裏切らないって!人と酒が同類なんか?ウゼェ!)
(酒に話掛けてんのか?頼みごとでもしてんのか?ウゼェ!)
(飲み過ぎて気持ち悪くなって裏切られてんじゃねぇか!)
(瓶捨てろ!瓶捨てろ!瓶捨てろ!瓶捨てろ!)

もうさ、いるよねぇ、悲しみをまとい切ない姿な俺カッケー的なヤツってさ。
別にいいよ?酒に逃げたってソイツの勝手だし自分にとことん酔えばいい、だがな、私を巻き込むな!分かるか?帰りたいのに連行されてパジャマのご両親に気まずい挨拶してナルシスの語りに聞いたフリ全開な私の想いを!

終電なんかとっくに無いどころか駅まで5キロ以上あんだぞ?今日はここで雑魚寝だってよ!知らねぇヤツのヤニと酒くせぇ瓶に囲まれた部屋で寝るんだぞ!布団どころか枕になりそうなモンも無くて腕枕で寝るんだぞ!腕が痛くて姿勢を変えての繰り返しで寝付けねえぞ!トイレ行きたいけどリビング通るから両親が寝静まったであろう深夜まで我慢だぞ!(もうダメ)コソ~っと泥棒みてぇにトイレ行って大量放出で落ち着いた心はまたあの部屋に戻らなあかん絶望で憂鬱全開なんだぞ!


・・・
8時くらいに起きて駅までバスに乗る。
椅子に座る、知らない土地、流れゆく景色、解放の安堵と疲労が混ざった私の顔が窓ガラス越しに映る・・・(何してん?私)・・・


っていうおもひでがありましたとさ。

先日さ、コップ3分の1くらいにコーラが残っていて、継ぎ足して飲んだら実は残っていたのはコーヒーだったんよ、コーヒーコーラになっちゃったんだけど、まぁこれはこれでウマくはないがマズくもない、不思議と飲めちゃう新メニューの誕生さ!
捨てることなく仕上げてくる万能コーラ・・・

「コーラはいいよ、コーラは裏切らない」

今回のつぶやきは以上です。

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